HOW TO

オックスフォード ボタンダウンシャツ Vol.01


Feb 9th, 2017

Text_NEWYORKER MAGAZINE
Photo_Toru Oshima

トラッドの定番であるB.D.(ボタンダウン)シャツは、アメリカのブランド<BROOKS BROTHERS>創業者の孫であるジョン・E・ブルックスが1900年に考案したと言われているアイテム。氏がイギリスで観戦したポロ競技において、プレーの邪魔にならないように選手のユニフォームの襟が留められていることに気づき、それをヒントに襟の剣先を小さなボタンで留めたデザインが誕生した。生地は当時からオックスフォード地を採用している。これはスコットランドの生地メーカーであるデビッド&ジョン・アンダーソン社が開発したもので、生地名に大学の名前をつけて売り出したのが由来。

ITEM TIPS

1. B.D. collar
アイテムの真髄は襟の美しいロールにあり。

レギュラーカラーのシャツは着用すると襟が左右に開くのに対して、B.D.シャツは襟の剣先をボタンで留めているため襟が丸くロールする。ここにこのアイテムの真髄がある。単にボタンで留めるだけでは美しいロールは生まれず、卓越されたパターン技術が必要になる。

2. Material
糸からこだわったオリジナルのオックスフォードクロス。

オックスフォード地は平織りの織物で、16世紀に開発された。シワが付きにくく、丈夫で、通気性にも優れている。<NEWYORKER>では糸からこだわり、オリジナルのオックスフォードクロスを制作。通常に比べてウェイトが重く、より強度が増しているのに加えてしっかりとした肉感を楽しめる。

3. Box pleats
忘れてはならない重要なディテールワーク。

背中のヨーク下部分にあしらわれているのは、ボックスプリーツと呼ばれるディテール。これは肩を動かしやすくするために取り入れられたもの。ほとんどのB.D.シャツにはこの機能が付与されており、襟や生地と共にB.D.シャツらしさを強調するディテールと言える。

4. Round cuffs
優しくエレガントな表情の袖口。

シャツの襟型にたくさんの種類があるのとおなじように、カフスにも色とりどりの種類があり、それぞれアイテムに異なる表情を与える。このシャツに用いられたのは袖口が円形にカットされたラウンドカフスで、優しくエレガントな印象を与えてくれる。

5. Flat felled seam
生地の縫い方にもこだわりアイテムの完成度を向上。

アイテムのステッチワークには折り伏せ縫いを採用。生地の縫い代を包み込むように縫製することで、縫い合わせ部分の強度が増し、洗濯を繰り返してもシャツがよれたりせず、肌に当たる部分のアタリも少なくなり着心地にも好影響を及ぼす。ドレスシャツなどによく見られる方法で、手間がかかる作業をようする。


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